専門性を極める認定看護師の教育機関とは?

看護のスペシャリストである認定看護師になるためには、実務経験に加えて、認定看護師教育機関での授業が必須です。
認定看護師の教育機関というのは、認定看護分野によって異っており、各都道府県の看護協会や、大学の実践教育センターだったりします。
教育機関の情報は、日本看護協会で確認することが可能なので、認定看護師を目指すときには、希望する認定分野が学べる教育機関がどこにあるのかを事前に調べておきましょう。

ところで、認定看護師を目指す場合は、どのような授業が教育機関で行われているのか気になると思います。
教育機関によって定員や授業内容は異なりますが、1クラス15から30人程度で授業は実施され、カリキュラムは日本看護協会が定めた内容になります。
科目は共通科目と専門科目とに分かれていますが、共通科目では看護管理や医療安全管理など、全認定看護分野に共通した内容が中心になります。
また、専門科目では、各認定看護分野に特化した専門性の高い学習内容になっているそうです。

ちなみに、授業スタイルは、座学形式のものから、グループワークや演習まで様々あります。
しかし、講師の話を一方的に聞く授業よりも、グループ内で考えたことを皆の前で発表するような参加型スタイルが多いと言われています。
それに、レポートの提出も多く、授業がない時間を使って課題をこなしていかなければなりません。
さらに、カリキュラムも後半に入ると、いよいよ実地研修が始まるので、自分が専攻する領域の患者を受け持ったり、看護計画を立案したりすることもあるようです。
そして、実地研修が終わると、教育機関に戻って症例発表会を行わなければならないので、認定看護師教育機関でのカリキュラムは内容が濃いものであるのは間違いないでしょう。